防災対策

マンション災害|自分たちに出来ることは自分たちで考える!

2018年7月7日

 

昨日、日本各地において記録的な大雨となり、特別警報とか避難指示が発令され、困惑された方が多いと思う。

地域によっては交通機能が麻痺し、足止めを食らい、自宅に帰れない方やホテル泊まりなどを余儀なくされた方がいたと思う。

河川付近に住まれている方は、河川の水位が気になったり、また、山間部、高台に住まれている方は、土砂災害が気になったりもしただろう。

昨日頻繁に携帯電話に送られてきたメッセージ…

避難勧告とか避難指示、特別警報とか土砂災害警戒情報、その中に記載されていた言葉だが、

ただちに命を守る行動をとってください!

最大級の警戒を!

警戒が必要なのは理解できるが、実際にどのように避難すればよいのか、多くの方がこの言葉の解釈に困惑したのではないだろうか。

昔と違い、今の時代は携帯電話に危険予知に関わる情報が瞬時に入ってくる。緊急地震速報、避難指示など、とても情報としては有難いと思う。でもその一方で、前述の困惑とか動揺というのが付き纏う。



自分たちの住んでいるマンションでは、このような有事の際にどのような対策がとられているのか、多くのマンションでは「管理会社に任せ」になっているのではないだろうか。

地震や大雨などの自然災害時には、その地域全体が緊急事態と化すだろう。そこで管理会社任せにしていると、状況によっては対応が遅くなったりもする。管理会社は他にも多くのマンションを管理しているから、自分たちのマンションだけ特別扱いというわけにはいかない。そこに注意を払う必要がある。

管理会社側も即座に対応したくても対応できない、それが自然災害である。

なので、災害などの有事の際は自助努力は不可欠だと思う。

冒頭の特別警報とか避難情報が発令された場合、どのように対応すべきか、皆さんが集まる総会などで十分議論すべきだと思う。

停電の際の対応、浸水の際の対応、地震の際の対応、車両の退避など、そこには色んな対応の仕方が存在すると思う。

自分たちに出来ることは自分たちで考える…

とても重要なことだと思う。

 




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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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