管理組合

マンションの管理組合役員の高齢化について考える!

2018年6月30日

 

築30年以上のマンションでは、当初から所有されているオーナーたちも相応に年を重ねるから、管理組合役員の平均年齢が70歳以上というマンションも存在するだろう。

役員の成り手がいない、特に高齢化のマンションでは、深刻な問題と化している。

私の管理会社時代に、輪番制が敷かれているマンションで、年齢を理由に役員免除を懇願される方が多くいらっしゃった。このようなケースでは、役職決めを行う際に重苦しい雰囲気が漂う。これを何度経験したことか…

そこに若い年代の方がいらっしゃると、その方に理事長になってもらいたいという目線が向けられ、場の雰囲気でその方が理事長候補を余儀なくされるケースも多々見受けられた。

 

管理組合役員の高齢化は、時間の経過とともにどのマンションにも起り得ることだ。自然の原理原則だから避けられない。



マンションの居住者の高齢化、それと並行してマンションの老朽化という一面をあわせ持つ。

マンションの老朽化に伴い、至る所で修繕が必要になってくる。そこで資金面の問題で悩んだり、意見の食い違いが生じ、その調整に苦慮することも増えるだろう。

マンションが古くなれば、お金は掛かるし、何かとトラブルが増える。時間の経過とともにマンション管理はどんどん難しくなる。それは国が抱えている年金問題や消費税の増税問題と同じで金銭的負担というものがそこにあったり、状況によっては先送りという発想が生まれてしまう。

問題を先送りすることで、その時は楽かも知れないが、その付けは必ずいつか誰かに返ってくる。しかも過剰な負担となって…

なので、問題を先送りにせずに早い段階で真剣に取り組み実践することが必要だと思う。結局のところ、最終的には自分たちで解決しなければならない問題であることに変わりはない。

老後も安心して住めるマンション、それは自分たちで築き上げなければならない。そこに注意を払う必要があるだろう。

高齢化に伴い役員免除の要望が増えるとしたら、なるべく早いうちにルールなどを決めておいた方がいい。

私はまだ若い、そう感じる読者さんも中にいらっしゃるだろう。

でも年を取るのは本当に早い。あっという間に時は過ぎていく。そう考えると、時間がとても貴重に思える。

なので、今日は読書に没頭しよう(笑)。

 


-管理組合

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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