マンションの総会で文句ばかり言う人がいる。「だったら、自分でやってみれば!」、そんな風に感じたりもする。
マンション管理というのは本当に難しい。そこには色んな価値観とかそれぞれに性格が異なるから、話し合いは簡単には纏まらない。
文句を言って物事が解決するのなら、私はきっと自分のマンションの総会で文句ばかり言うだろう(笑)。
文句ばかり言う人を見る度に本当に不快に感じる。そして決まって同じ人である。文句を言うのなら「その解決策を出せ!」「そして自分で実行しろ!」と言いたい。
文句と意見というのは異なる。
文句は、不満の言い訳であって、話し合いの場において建設的ではない。一方の意見は、ある事についてもっている考えである。「このようにしたら良いのでは」、そこには自分なりに考えた解決策があって、きっと話し合いの場において建設的な発言になるのではないだろうか。
私の住んでいるマンションの話になるのだが、総会でいつも文句ばかり言う人がいた。本人は意見として言っているつもりだろうが、そこに自分の意見(解決策)を持たないから、周りの人たちは文句にしか映らない。
同じ住民だからと誰ひとりそれに苦言を呈する人はいなかった。だから、総会が文句の言いたい放題の環境と化していた。ひとりが言うとそれに便乗して他の方からの文句が増える。結果として総会が長引いたりもする。
それを見かねた住民が「そんなに不満なら自分でやられたらどうですか」「私たちに解決策を教えてください」、そう述べると返す言葉が見当たらず黙りこくった。
周りから自然と拍手が湧き上がり、以後、総会で文句をいう人は居なくなった。
文句は人を不快にさせる。それに賛同される方も中にはいらっしゃるだろうが、文句だけでは何ら解決には至らない。その文句が解決の糸口になるケースもあるだろうが、その先にあるもの、そう「考える」がなければ、建設的な話し合いなど出来まい。