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長期修繕計画

マンションの鉄部塗装の周期には注意!

2018年4月14日

 

マンションの修繕の中に「鉄部塗装」という工事がある。玄関扉の枠、玄関横のメーターボックスの扉と枠、鉄製の非常階段、消火栓ボックス、駐輪場、エレベーターの扉や枠など、あらゆるところに鉄製の部材が使用されている。

 

 

 

鉄部塗装の実施周期は5年から6年毎、これが通説になっているのだが、マンションの立地環境などにより周期は伸縮される。

新築時のマンションにおいては、最初の鉄部塗装は、実情として7年目、8年目に行うことが多く、2回目を初回の大規模修繕の時に行うケースが多い。

海に近いマンションでは、4年から5年周期で行い、初回の大規模修繕までに2回行うケースも見受けられる。

マンションによっては、鉄部塗装が全く施されないまま十数年が経っているマンションも中には見受けられるが、鉄部塗装を疎かにすると安全性が損なわれたり、鉄部箇所の交換工事を余儀なくされる。

 

 

 

交換工事ともなれば、部位によっては高額な費用が掛かるわけだが、鉄部塗装に関心を持たれる方は意外と少ないのが実情ではないだろうか。

鉄部塗装は、美観を回復する目的、そして鉄製の部材を延命させることが目的である。延命させることにより修繕費用を低く抑えることができる。

新築時のマンションでは、工場で生成された鉄製の部材が用いられているから、塗装部分に錆が発生するまでの期間は長い。これは初回の鉄部塗装が7年、8年目に実施されている実情から言えることでもあるが、その後の鉄部塗装の周期は、初回に比べると短くなる。

工場で塗装された鉄製の部材と現場で塗装する部材とでは、錆の発生するまでの期間が全く異なるということだ。

錆を十分に除去しないで塗装するとすぐに錆が発生する。職人の技量が鉄部の延命に大きく左右されることになる。

マンションにある鉄製の部材の劣化の進行度合いは、どの部位も同じではない。雨ざらしになる箇所、直射日光があたる箇所では塗装面の劣化の進行は早い。

 

 

一般的に鉄部塗装というのは、一斉に同時期に行われるわけだが、屋内と屋外とではそれぞれに劣化の進行が異なるからそこに注意を払う必要がある。

特に理事役員になられた方は、皆さんでマンションを巡回されるといい。日頃気付かない劣化の現状を知ることができたりもする。

 

 


 



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