管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

語り

管理会社に頼めば安心、その根拠はどこにあるのか!

2017年5月20日

 

私は長らく管理会社で働いてきた。そして自ら管理会社を立ち上げた経験を持つ。

管理組合の所有者から「管理会社に頼めば安心」、この言葉に何度救われたことか。工事などを受注する際に総会、理事会の席で上がった言葉だ。

私は今だから言えるのだが、この言葉を聞くたびに冷や汗が出た。そして罪悪感に陥る自分、そして矛盾と葛藤する自分がそこにいたのだ。

それが嫌になってマンション管理業界を去った経緯もある。

業界の裏側を知っているだけに安心という言葉を聞くと矛盾という言葉が脳裏に浮かんでくる。

信用してもらうことは本当に有難いことだし、やりがいも感じる。だが管理会社の実態を知っているだけに本心はそれとは違い、拭いきれない心苦しさがある。

これは管理会社で働いた経験のある者にしか分からない、宿命みたいなものなのかも知れない。



安心の根底にあるもの

安心の言葉の根底には、「悪いことはしないだろう」この含みもある。このブログサイトで管理会社について語っているが、その実情は期待に添えるものではない。

管理会社は営利事業者であり、管理組合と利益相反の関係にある。それが期待に添えない根拠となろう。

直接現場に携わるフロント担当者がどんなに管理組合のことを思っても、会社の考え方は違う。企業は売上・利益を追求しなければ存続できない。これが経営陣の考え方だ。

私の経営哲学はそれとは違う、顧客の支持と理解が得られなければ存続できない。この考え方で10年間管理会社を存続させ育て上げることができた。

具体的に説明すると長くなるから、抽象的な説明になってしまったのだが、要は安心には根拠がない、これに行き着く。

管理会社は倒産することもある、裏切ることもある、人事そして担当者も変わる、企業統合により考え方も変わるのだ。

抽象的な安心という言葉に惑わされず、自分達の目で耳で現実を知り、堅実な選択を行ってほしい。

これまで安心という言葉をたくさんお客様から頂いた。そのお返しの本音の言葉だ。

 

 


 



-語り

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