自分たちのマンションは自分たちで考える。
自分たちのマンションは自分たちで育む。
とても大切なことだと思う。
マンションは苦労して手に入れたものだからそれなりに愛着はある。今も何かと苦労しているのだが(笑)。
マンションは人の体と違って、再生能力を持たない。だから人の手によって健全な状態が保たれる。この人の手は、管理組合の意思とも言える。
見方を変えれば、マンションを良くするも悪くするも、それは管理組合の考え方次第ということになる。
管理組合という組織もまた、個々の所有者によって形成されているから、行き着くところ、個々の所有者の意思に委ねられるということになる。
個々の所有者が自分たちのマンションに関心を持たなければ、その逆を辿り、良いマンションなど築けまい。
なので、管理組合という組織の一員であるという自覚、マンションへの関心、そして総会、理事会などの行事参加、全ては意思と行動次第ということになる。
管理会社に依存し過ぎると必ず最後に痛い目に遭う。管理会社を信用して管理の全てを任せた挙句、悪いマンションと化しても管理会社に責任は問えない。資金不足が生じれば、管理会社が補填してくれることもない。
全ては管理組合(個々の所有者)に返ってくる、だから管理組合自身の意思と行動が必要になり、これが結果の事象に結びつく。
悪いマンションという事象、資金不足が生じる事象、あらゆる事象が管理組合の意思と深く関わってくる。
ひとりの力は微力かも知れないが、それが複数の力ともなればいかなる困難でも乗り越えられる。それが集団の強みであり、管理組合にも言えることだと思う。
管理組合の総会、理事会などの行事参加は、形式的なものではなく、自分たちの大切な時間を費やすわけだから有意義なものにすべきだし、ひとりが何かに困ったら、真剣に考えてあげられるマンションであってほしいと願う。
結局は全て自分に返ってくることでもある。
だから、始めの一歩、参加することに意義があるのではないだろうか。