管理組合が加入している保険は、一般的にマンション総合保険と呼ばれているが、保険会社毎にその呼名は異なる。この保険商品を取り扱っているのが損害保険会社になる。
保険業界は20年前から自由化、そして外資企業の参入により競争が激化している。今でも再編が続いているのだが、とにかく頻繁に社名が変更するなど、管理組合にとっても、どの損害保険会社が良いのか困惑する状況下にある。
この再編が繰り返し行われ、日本国内で損害保険のメガ企業3社が生まれた。3メガ損保とも言われているが、その3社が「東京海上ホールディングス」「MS&ADホールディングス」「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」であり、大手損保会社の主要株主にあたる。
東京海上日動株式会社
日新火災海上株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
管理組合の多くが、上記のいずれかの損害保険会社の保険商品に加入していると思う。最近注目されている「マンションドクター保険」は日新火災海上保険株式会社の保険商品になるわけだが、東京海上グループであることを意外と知らない方が多い。
素性が分からないと保険会社選びに悩む、だから3メガ損保の存在、そして損害保険会社5社の位置付けは知っておいた方がいい。