近年、原油や穀物などの原材料価格が上昇し、急激な円安も相まって、私たちの日常生活に欠かせない食品や日用品、光熱費などの値上げが相次いでいますが、この値上げラッシュがいつまで続くのか不安です。
食品の多くは1割程度の値上げになっていますが、中には短期間で再値上げになっていたりと値上げラッシュが止まりません。
そこで特売日を狙って大量買いとかまとめ買い、そんな衝動に駆られますが、結局のところ無駄買いに終わることが多いです。
冷蔵庫の中、そして台所にある食材を整理してみると消費期限が切れたものが幾つもあって、そこで無駄の多さに愕然とします。本当にもったいない…
ずいぶん前になりますが、テレビのニュースで食品ロスの問題を取り上げていましたが、ネットで詳しく調べてみると「1人当りの食品ロス量は年間45kg」というデータが政府広報オンラインに掲載されていました。(詳しくはこちら👇)
▶ もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう/政府広報オンライン
食品ロスとは、食べられるのに捨てられる食品のことを指しますが、個人差はあるにしても年間にこれだけの量が破棄されているとしたら、値上げのことを心配する前に無駄を減らす努力をしなきゃって思います。
我が国は自給自足率が低いと問題視されていますが、仮に自給自足率が上がってもこの食品ロスが改善されなければ意味を成しません。(破棄される前提でモノは作りませんからね。)
マンションにも影響が…
ここ最近、トイレ、ユニットバス、システムキッチンなどの住宅関連設備、ガラス、アルミサッシ、床材、セメント、外壁塗料、防水材などの建築資材が値上がりしています。
これらの値上げは、新築マンションの販売価格のみならず、既存のマンションのあらゆる修繕に影響を及ぼします。
値上げラッシュというニュースを見聞きする度に、「値上げ」という言葉に惑わされますが、そこでじっくり考えてみると他に気付くべきことがあります。
前述の食品ロスもそうですが、モノの大切さを感じたり、節約に芽生えたり、買い物の仕方を変えなきゃねって気付かされることが多々あります。
コロナ禍で社会観が変わり、昨今の値上げラッシュで更に社会観が変わるかも知れません。というか変えなくてはいけないのかなって感じます。
そんな中、「費用対効果」がいっそう問われる、それがこれからの時代なのかも知れません。