2010年に初代日産リーフが販売されてから12年が経過しましたが、予想していたほど電気自動車(EⅤ)は普及していません。その後に販売されたプラグインハイブリッド車(PHⅤ)も同じです。
EⅤ充電器についても、新築マンションには標準的に設置されるだろうって予想しましたが、こちらも的外れで設置率は1割に満たない状態が続いています。
電気自動車(EⅤ、PHⅤ)が普及しない理由として、EⅤ充電器のインフラ整備がまだまだ不十分、車種が少なく買いたい車がない、本体価格が高い、EⅤ充電器を要しないハイブリッド車の急速な普及などが挙げられます。
今後どうなる?
これまでは使い慣れたガソリン車で事が足りたわけですが、近年、日本を含む世界各国において、環境に配慮した自動車の電動化への取り組みが急ピッチで進んでいます。
一昨年、菅元首相が国会の施政方針演説で「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明され、明確な時期が示されたことにより、各メーカーはこぞって電動化へシフトしています。
この電動車にはハイブリッド車が含まれますが、ガソリン車、ディーゼル車については、2035年までに新車販売が廃止となり、全面廃止の時期については公表されていませんが、おそらくその頃には私はこの世にいるのかな?(笑)。
これから徐々にガソリン車は減っていき、規制を受けないハイブリッド車は増え続け、電気自動車(EⅤ、PHⅤ)が追随するようなイメージになるのかなって、勝手に想像しています。
こうした状況下で、改めて「マンションにEⅤ充電器は必要?」って聞かれたら、個人的には「時期尚早」に感じます。でも、要望者が複数いるとなれば話は別ですけどね。
今はEⅤ充電器の設置に際して補助金が出ますし、複数のベンチャー企業(下にリンクを貼っておきます)がEⅤ充電器の設置事業に乗り出しているので、色んなサービスが提供されています。中には普通充電器を無償で導入できたりもします。
なので、前倒しで検討してみてもいいのかなって思います。