騒音問題

コロナ禍で急増するマンションの騒音問題!

2021年9月26日

 

 

長引くコロナ禍において、マンションの騒音に纏わる苦情が急増しているという記事をネット上で拝見しますが、管理会社に勤めている知人からもそういった話を最近よく耳にします。

 

リモートワークの増加や外出自粛などにより、自宅に居る時間が長くなり、集合住宅における生活音というのは増えるでしょうし、そこで生活音が気になったりもします。

 

 

生活音もうるさい音と感じればその人にとっては騒音と化します。管理会社に相談しても、やってもらえるのは掲示くらいで、抜本的な解決に至らないケースが多いのが実情ではないでしょうか。

 

分譲マンションの場合、個人間の騒音については、管理会社の業務範囲外となります。深堀すれば、管理組合の業務ではないということです。

 

これについて異論を唱える方がいらっしゃるかも知れませんが、色々と調べてみるときっとそこに行き着くと思います。

 

例外として、同じ騒音でも、近所の建設工事の音がうるさく、マンションの住民の大多数が迷惑を被っているといったケースでは、管理組合が対応することもあるでしょう。

 

なので、個人間の騒音トラブルについては、あくまで個人間で解決するしか手立てはありません。個人間とは、例えば上下階の関係とか、お隣りさんとの関係がそれに該当します。

 

意外とそこを理解せずに、管理会社が対応するのが当たり前といった錯誤がそこにあったりもします。この錯誤は、私の現役時代の経験を通じて感じ取れました。

 

管理会社に相談したところで、騒音の注意喚起の書面を掲示板に貼るくらいしかできません。しかしながら、それ以上のことを求める方が中にはいらっしゃいます。

 

「直接注意を呼び掛けてほしい」って言われても、音の感じ方(感受性)は人それぞれ異なりますし、一方の意見だけを鵜呑みにして対応すると、大きなトラブルに発展しかねません。

 



 

先日、マンション管理士が書かれたネット上の記事を拝見し、「騒音が生じた場合、管理会社に相談したら解決してもらえる」といったことが書かれていましたが、おいおい、それは管理会社ではなく弁護士の先生方の仕事だよと言いたくなりました。

 

くどいようですが、管理会社というのはあくまで管理組合から業務を受託しているので、個人からの依頼で動くことはできません。

 

そこを逆手に取れば、管理組合からの指示があれば動くのか?という話になりますが、管理組合が行う業務はあくまで共用部分の管理であって、個人間の問題に首を突っ込むのは筋違いな話です。

 

管理組合の理事長の中には、個人間の問題に首を突っ込む方がいらっしゃいます。そこで管理会社に対応をお願いするといったケースがあります。

 

理事長からの指示であれば断ることはできない、そこでフロント担当者が直接動くことが考えられますが、管理委託契約の業務外である以上、結果の責任は負えませんし、成果を求めるのは筋違いな話です。

 

分譲マンションにおける個人間の騒音問題は事例としてよくある話ですが、苦情対応にあたっては、管理会社は業務外の仕事だと思っているので、そこに注意が必要です。

 

管理会社に相談しても注意喚起の書面の掲示くらいしかできません。そこを知っていれば、相談した際にネガティブな対応が頷けると思いますし、対応に不満を感じることが少なくなると思います。

 

ネット上の記事を拝見すると、分譲マンションと賃貸マンションが混同され、誤解を招くような記事が本当に多いです。前述のマンション管理士の記事ですら無責任なことを書いていますからね。

 

同じマンションでも分譲と賃貸とでは対応の仕方が異なります。ちなみに賃貸マンションの場合、大家さんはマンション全体を所有しているので、そのマンションで生じた騒音苦情の対応は大家さんの仕事となります。

 

入居者を審査し、部屋を貸して賃料を得ているわけですから、苦情が生じた場合、対応するのは当たり前のことです。

 

管理会社の混同、実情として多いのではないでしょうか。

 

長引くコロナ禍で騒音問題が増えているようですが、分譲マンションの騒音においては、管理会社や管理組合に相談してもネガティブな対応となるため、当人にとっては頭を抱える問題です。

 

弁護士に相談するのは気が引ける、直接注意するのも気が引ける、手紙を書こうかなど、色々と悩むことが多いと思います。そこが分譲マンションの特有の問題なのかも知れません。







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くるみ

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著者:kurumi

元業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

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