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植栽管理

マンションの植栽の枯れ保証|これだけは知っておこう!

2018年6月24日

 

新築マンションの植栽は、分譲会社の設計プランに沿って植栽の品種、ボリュームや位置などが決められているわけだが、マンションの引渡し時点に既に植栽が枯れていたり、引渡し後しばらくすると枯死してしまうケースが意外と多く見受けられる。

そもそもマンションの植栽が枯れてしまう原因は、剪定・施肥・消毒・散水などの管理上の問題があったり、植樹された場所に問題があったりもするから、その枯れた原因が何なのかをまず知ることが重要だと思う。

 

 

新築マンションでは、分譲会社のアフターサービスの中に植栽の「枯れ保証」というものがある。一般的に1年という保証期間が設けられているが、この枯れ保証について知らない管理組合が多いのが実情ではないだろうか。今回、この枯れ保証について、知っておくべきポイントについて語りたい。



植栽の品種によっては適さない場所

マンションの植栽の品種によっては、その後大きく成長するものがある。例えば、ハナミズキが花壇スペースに植わっている場合、その小さな土壌では十分に育たない。10m以上に育つハナミズキが成長しないのは、植えた場所に問題がある。これはほんの一例に過ぎない。

 

 

花壇などの狭い土壌に植えられた植栽は、パンフレットなどのパース上では魅力あるものに映るが、実際には育たずに枯死していまうケースが見受けられる。土壌のミスマッチ、日当たりが悪いなど、このミスマッチが枯死原因として考えられる。

仮に植栽管理をきちんと行ったとしても、植樹の場所に問題があれば、十分に育たずに状況によっては枯死するケースが考えられる。枯れ保証の云々を語る前にそこが重要である。

 

植栽の枯れ保証

枯れ保証って、ただ単に枯れたから同じ品種の植栽をまた植え替える、実情としてそんな保証になっている感は否めない。同じものを植え替えてもまた枯死する可能性が高いから、前述の土壌とか日照などの原因を鑑みて、その場所に適した品種に植え替えることを検討すべきだと思う。

その場所に適さない植栽だとすれば、そもそも植栽の設計プラン自体に無理(問題)があったわけで、ここで言う保証の意味合いは、それを実情に沿ったものに正すことにある。

例えば、車の通行量の多い場所では、隣接する植栽は品種によっては排気ガスの影響を受けるだろう。排気ガスによって枯死した植栽を再び植え替えたところでまた同じことが繰り返される。これでは保証の意味がなかろう。

なので、その場所に適した植栽を検討する必要がある。ちなみに排気ガスに強い植栽は、以下の品種が挙げられる。

種  別 主な樹種
中高木 常緑針葉樹 カイズカイブキ、カヤ
常緑広葉樹 イヌツゲ、ウバメガシ、オトメツバキ、シイ

クロガネモチ、ソヨゴ、タブノキ、マテバシイ

トウネズモチ、ツバキ、モチノキ、キョウチクトウ

ヤブツバキ、クスノキ、サザンカ、ヤマモモ

落葉広葉樹 アキニレ、エンジュ、イチョウ、プラタナス

シダレヤナギ、ニセアカシア、ムクゲ

低木 常緑広葉樹 アベリア、トベラ、アオキ、ハマヒサカキ

ボックスウッド、シャリンバイ

落葉広葉樹 レンギョウ

 

保証期間内に枯死した植栽は、その場所に適した植栽に植え替えてもらうといい。これが広義的な「枯れ保証」である。私の管理会社時代に分譲会社に要請して植え替えてもらった実績は多々ある。

 

 


 



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