管理会社

マンション管理会社について考える!

2017年6月6日

 

マンション管理会社は全国に2,000社以上存在する。企業の多くはマンション管理という業務を主体に事業展開を行っている。

マンション管理会社は、サービス業でありながら通り一遍の仕事を行っている感が否めない。管理委託契約書に記された業務を事務的にただ行っていたり、どのマンションも同じ的な流れ作業になっていたりもする。

そこには管理組合が求めているものとのギャップが存在し、それが管理組合と管理会社とのトラブルに繋がっている。

騒音問題が発生した際、管理会社の行うことといえば、書面を作成して掲示板に貼り付けるだけ、そんな事務的な対応が実情として多い。

騒音は当事者同士の問題、これが前提なのは分かっているが、本人が直接上階の住人に苦情を言えば口論、喧嘩になることくらい考えれば分かることだ。

 

もしかしたら構造上に問題があるかも知れない。もしそうだとしたら、対応方法も変わってくるだろう。

掲示書面を貼り、注意喚起を行うことは大切なことだと思うが、抜本的な問題解決に至らないケースが多い。



私は管理会社時代に、手作りの「騒音に関するガイドブック」を作成し、事が起きる前にマンションに住まれている皆さんに配付していた。事が起きてからでは対応に苦慮するのを知っていたから、事前に出来ることは事前に行っていた。

仲裁役も理事会の承認をもらって自ら行った。あくまで掲示による注意喚起で改善しない場合の最後の手段がこの仲裁である。当事者同士の問題であっても、仲違いすればマンションにとって良くないことは明白だから、敢えて仲裁役を買って出た。

 

人によっては余計なことと思われるかも知れないが、ではいったい誰が解決の手助けをするのか。本当に寝れないくらいの音だとしたら、ずっと当事者は我慢し続けなければならないのだろうか。

私も騒音に悩まされたことがあるから、いくら感受性の問題とは言え、被害者の気持ちは理解できる。それに加害者の立場も理解している。実は加害者もそれを知ったときのショックは大きい。そしてその後もずっと音を立てる生活に怯え、悩み続けることも知っている。

この仲裁役は、加害者から嫌われることが多い。だが誰かが買って出なければ問題解決には至らない。他人に迷惑を掛けない、これがマンション住まいのルールとしてあるからだ。

この役目は理事会、理事長、そして多くの住人は敬遠されるだろう。なぜなら同じ住人同士だからだ。身近にいて第三者的な立場にある管理会社の役割だと思う。これが契約書には記載されていないサービス的な部分だと言える。当然異論もあるだろう。

だが、管理委託契約書に明確に記載されていない行為について、勝手に行えない。だから理事会の承認を得る。場合によっては管理組合の総会で承認を得ることもあるだろう。

マンション管理会社の業務は広範囲におよび、管理委託契約書に記されていない業務は意外と多く存在する。このグレーゾーンのサービスをするしないは管理会社に委ねられる。

マンションに住まう住人が快適に安心して暮らせるよう、それをサポートし続けるのが本来管理会社の役割だと思う。

困ったら助けるのは当たり前の精神だと思うし、騒音問題、ペット問題であれば、双方の立場を理解し、解決に向けてサポートしてあげるのが管理会社の役割だと思う。これはあくまで個人的な考え方になる。

マンション管理会社毎にサービスの領域は異なる。一度、管理会社を交え、話し合ってみるのも必要なことだと思う。考え方のギャップがなくならない限り、トラブルは絶えないだろう。

 








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